不動産ニュース / 開発・分譲

2024/8/1

今後供給の分譲戸建てを長期優良住宅に/一建設

今後の分譲戸建て供給の方針について説明する鈴木氏

 一建設(株)は1日、東京都豊島区の本社で記者会見し、同社の今後の分譲戸建て住宅の供給について、長期優良住宅認定制度の認定を受けた物件を販売していくと発表した。

 同社は、年間9,000棟超の分譲戸建て住宅を供給。2022年4月以降の確認申請分より、住宅性能評価の5分野7項目において最高等級の取得を標準化しており、長期優良住宅の認定基準にも達していたことから、今回の施策に至った。脱炭素社会に向けた良質な住宅ストック形成を進めるとともに、持続可能で快適な住環境を顧客に提供することを目指す。

 3階建ての物件や土砂災害警戒区域に指定されているエリアなど一部を除き、対象となり得るすべての分譲戸建て住宅で、長期優良住宅の認定を受けた物件を販売する。年間供給のうち、8~9割の物件が該当すると見込む。

 24年4月以降の建築確認申請分より、認定を取得した物件を販売する。全国の営業エリアで対応する。

 同社執行役員第3戸建事業本部本部長の鈴木里司氏は、長期優良住宅の認定を受けることで、同社供給の住宅が顧客により選ばれるようなものになっていくとした上で、「今回の施策によって、トータルの供給棟数も増やしていきたい」と話した。

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長期優良住宅

長期にわたり使用可能な質の高い住宅をいう。その具体的な基準は明確には定まっていないが、単に物理的に長寿命であるだけでなく、ライフスタイルの変化などへの対応、住環境への配慮など、社会的に長寿命であることが必要であるとされる。

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