
大和ライフネクスト(株)は21日、同社の分譲マンション総合研究所「マンションみらい価値研究所」が「マンション管理ゲーム」を開発したと発表した。
マンション管理の学習においては、区分所有法やマンション管理適正化法などの法律の知識、さらにはマンション特有のさまざまな仕組みに関する知識の修得が必要であり、特に学生や分譲マンションになじみのない人にとって入門時の高いハードルとなる。そこで、誰でも楽しくマンション管理を学べる新たな学習ツールとして、明海大学不動産学部教授の小杉 学氏監修のもとで同ゲームの開発を行なった。
マンションの理事会役員になりきって約40年間のマンション管理 を疑似体験する内容で、プレーヤーは「住民満足度」「資産価値」 の2つの項目について高得点を目指す。竣工後何年目でどういった問題が発生しやすいのか、対応にはどの程度コストがかかるのか、住民はどのような反応をするのか等、大和ライフネクストが実際のマンション管理現場で蓄積した知見を反映し、リアルに近い内容を学べるようにしている。ゲームを進める中で、理事会役員のなり手がいなくなる、積立金が不足するといったよくあるトラブルも発生するため、マンション管理において重要な「合意形成」も体験することができる。
社員研修や大学の授業、マンションに関連したイベント等で活用する。