(一財)澄和(理事長:村石久二氏)は10月8日、「第9回澄和Futurist賞」「第9回澄和平和活動賞」の受賞者を発表した。
同賞では、平和をテーマとした取り組みを長年継続している個人または団体を表彰している。
「澄和Futurist賞」に指揮者の佐渡 裕氏、漫画家の高橋陽一氏を選出した。佐渡氏は、世界的指揮者として国内外で活躍。20年以上「1万人の第九」を指導、指揮してきた。また、子供たちで構成された「スーパーキッズオーケストラ」の指導や、学校においてボランティアで吹奏楽の指導を続けるなど、幅広い世代に音楽の喜びや人とのつながりの大切さを伝え、音楽の力で社会貢献を続けている。
高橋氏は、サッカー漫画「キャプテン翼」を43年間にわたって描き続け、多くの世界中の少年少女に夢と希望を与えてきた。作品中で「サッカー世界平和宣言」を表明するなどスポーツを通した「和む世界」への願いを表してきた。
「澄和平和活動賞」は、講談師の神田香織氏に決定。原爆にあっても力強く生きる主人公を描いた漫画「はだしのゲン」を講談にし、38年にわたり1,000回以上、延べ5万人を超える人々に語り継いできた。
表彰式は10月29日に東京會舘(東京都千代田区)において執り行なう。