不動産ニュース / その他

2024/10/11

店舗併用住宅等による複合開発/小田急G

「meedo」イメージ

 小田急バス(株)は11日、店舗併用住宅等で構成する複合施設「meedo(みいど)」を2025年春に開業すると発表。同社がバス折返場で展開する地域活性化策の第2弾で、住まいと商いが共存する“なりわい暮らし”を実現する。

 JR中央線「三鷹」駅南口まで小田急バス「晃華学園東」行き28分および京王線「つつじヶ丘」駅北口より京王バス「深大寺」行き7分。現在は、「晃華学園東」バス停の折返場として利用されている。

 建物は木造地上2階建ての2棟構成。(1)店舗兼用住宅(店舗面積:大)3戸と、(2)店舗兼用住宅(店舗面積:小)4戸、(3)住居専用3戸、(4)住居専用(ファミリー向け)3戸、(5)シェア店舗(キッチン)1つで構成。

 (1)は1階がカフェ等を運営する店舗、2階を住居とした店舗運営に特化した区画となる。延床面積は約47~64平方メートル。(2)は、1階の約10平方メートルを土間とし、店舗運営の他、アトリエなど趣味のスペースとしても利用できるようにしている。延床面積は約50~53平方メートル。
 (3)は店舗スペースを作らず、1階は土間に。延床面積は約50~59平方メートル。(4)は戸建て賃貸志向の共働きの子育てファミリーや定年後の夫婦夫婦2人暮らしを想定している。延床面積は約67~72平方メートル。
 (5)は、厨房と店舗スペースで構成。事前予約・有料で利用できるため、地域の人同士のお茶会等に利用してもらう。また、飲食店舗営業許可を取得した厨房を貸し出すため、短期間からの飲食店営業にも利用可能。延床面積は23.45平方メートル。

 その他、同物件のシンボルともいえる手押しの井戸とその周辺にかまどベンチやマンホールトイレを設置し、地域のレジリエンス機能を向上した。井戸は太陽光をエネルギーとしたポンプで水を汲み上げるため、停電時に水を汲むことも可能。また、共用部の照明による明るさの確保等により、地域の一時避難場所としても利用してもらう計画。

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。