
京急不動産(株)と京浜急行電鉄(株)は7日、(株)ヤマハミュージックジャパンと業務提携し、新築分譲マンション「プライムパークス横浜並木 ザ・レジデンス」(総戸数509戸)で防音室を設置できるオプションを提供すると発表した。
近年、防音対応の賃貸マンションの人気が高まっている。一方で、分譲マンションは価格高騰等の影響から専有面積を縮小する傾向にあり、防音室を専有部内に設置すると生活空間が圧迫される点が課題となっていた。
そこで今回、ヤマハの防音室商品「アビテックス」をオプションとして用意。部屋や顧客の希望に合わせ、0.8畳、1.2畳、1.5畳を基本にサイズを選んで専有部に設置できるようにした。
なお、ヤマハの防音室を専有部のオプションとして提供する100戸以上の大規模分譲マンションは、同物件が初。
「アビテックス」シリーズの中でも、最も遮音性の高いタイプを推奨。中でピアノを弾いた場合、防音室外への音漏れをテレビの音以下の音量に抑えられる遮音性能で、防音室の外の壁等を考慮すると、隣住戸への音漏れはほぼなくなると考えられる。
設置に当たっては、床、壁、天井、開口部にもヤマハ独自の技術を採用し、建物躯体との総合的な防音処理を行なうことで、アビテックス単体としてだけでなく、部屋全体も、高い遮音性能を発揮できるようにする。
導入したシーサイドライン「幸浦」駅から徒歩4~5分に立地。鉄筋コンクリート造地上7階建て2棟で構成する。「東敷地」は敷地面積約7,139平方メートル。専有面積約58.86~81.44平方メートル。2025年2月下旬竣工、同年3月下旬に入居開始を予定。「西敷地」は敷地面積約1万1,271平方メートル。専有面積約55.62~89.30平方メートル。同年4月下旬竣工、同年5月下旬の入居開始を予定する。