不動産ニュース / 開発・分譲

2024/11/18

「東京ワールドゲート赤坂」に日本初の「1 Hotels」

「1 Hotel Tokyo」ロビーラウンジイメージ

 森トラスト(株)は18日、大規模複合プロジェクト「東京ワールドゲート赤坂」(東京都港区)内に「1 Hotel Tokyo」(客室数211室)を誘致・開業すると発表した。

 米国のホテル運営企業であるSH Hotels & Resortsが展開する「1 Hotels(ワンホテルズ)」ブランドの日本初進出。同社は「1 Hotels」「Baccarat Hotels & Resorts」、「Treehouse Hotels」を運営。これまで米国、イギリス、カナダ、中国で14件のホテルを展開している。

 「1 Hotels」は、自然を取り入れた持続可能なデザインと高い品質のサービスを提供するラグジュアリー・ライフスタイルホテルブランド。2015年に米国マイアミとマンハッタンにオープン以降、米国内に加え、カナダ、イギリスなどへと拡大。現在パリやコペンハーゲン、メルボルンなどでもプロジェクトが進行している。

 「1 Hotel Tokyo」は「赤坂トラストタワー」の38~43階に出店。日本独自の素材として、エントランス、エレベーターホテルに大谷石を使用し、その重厚感を感じてもらうほか、自然の無垢材も多用。温かみを演出すると共に、自然素材の魅力を存分に感じてもらう。

 全客室に本物の植栽を配置し、パブリックエリアには日本庭園を感じられる要素を取り入れる。客室内にはペットボトルウォーターは置かずにウォーターサーバーを導入。シャワールームに長時間利用を抑制する砂時計を設置するなど、滞在を通して水資源に関する意識を高めてもらう工夫をする。館内施設として、レストラン、カフェ、フィットネス、スパ、プール、ミーティングルームも整備する。 

 同日会見した森トラストの伊達 美和子社長は、「『1 Hotels』は、自然環境に敬意を払い、自然との深いつながりを再現することをコンセプトとしている。ホスピタリティ、サステナビリティ、ラグジュアリーを実現する『1 Hotel Tokyo』が赤坂の上空に開業することをうれしく思う」と述べた。SH Hotels & ResortsのCEOであるラウル・レアル氏は、「『1 Hotel Tokyo』は単なる高級ホテルブランドではない。地元の食材を使用した食事の提供、地域からインスピレーションを得ての体験提供など、地元の文化を尊重した運営が特徴」と語った。

 開業は2025年秋の予定。なお、東京ワールドゲートについては過去のニュースを参照。

客室イメージ。客室内にはリアルな植栽を配置する
右が森トラスト(株)代表取締役社長の伊達 美和子氏、左がSH Hotels & Resorts CEOのラウル・レアル氏

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