不動産ニュース / 開発・分譲

2024/11/22

横須賀秋谷に富裕層向け高級賃貸/大藤不動産

賃貸マンション「JOYLUXE THE RESIDENCE AKIYA」外観。あえて道路に対し斜めに建築した
5階住戸のルーフトップバルコニーから見た立石海岸。ほぼすべての部屋から、海を眺めることができるロケーションが同物件の特徴

 (株)大藤不動産(横浜市中区、代表取締役社長・戸熊敦哉氏)は21日、賃貸マンション「JOYLUXE THE RESIDENCE AKIYA」(神奈川県横須賀市、総戸数27戸)をメディアに公開した。

 同社の賃貸マンションシリーズ「JOYLUXE」の初弾。葉山・鎌倉エリアに接しながら、観光客による混雑等がなく穏やかで、近年別荘地・セカンドライフの地として人気が高まっている横須賀秋谷エリアでの開発。

 JR横須賀線「逗子」駅からバスで23分、「立石」バス停から徒歩1分に位置。「かながわの景勝50選」である景勝地「立石海岸」へは徒歩3分でアクセスでき、物件からは海岸と、その奥に富士山や江の島を眺められる。「もともと駐車場だった場所が、とても美しい景色が見られる物件になると考えた。また、マーケットとしても葉山は成熟しきっている一方、秋谷は今後が期待できるエリアだと考え、土地を取得して開発に踏み切った」(戸熊社長)。

 建物は鉄筋コンクリート造地上5階建て。設計は、(株)陶器二三雄建築事務所の陶器 二三雄氏が手掛けた。「周辺の別荘地と比べ、穏やかな印象があるエリア。住まう人は“プライベート感”や、“都会の喧騒から離れた贅沢な時間”を求めている」(陶器氏)との考えから、前面の道路に対し建物正面を45度ずらして設計。建物入り口まで緩やかな上り坂をつくる、アプローチゲートを設け奥を見えにくくする等の工夫も凝らし、道路から一歩奥まった、隠れ家のような雰囲気を持たせた。車の騒音や通行人の視線が専有部に入り込まないようにする効果もあるという。

 間取りは1LDK~3LDK、専有面積は60.60~153.76平方メートルとさまざまなサイズを用意し、DINKSからファミリーまで幅広く対応する。「地元の食材などを使って、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」(同氏)と、全戸シンクと一体となった大型のカウンターテーブルを設けた点が特徴。景色を楽しむ場として、アウタールームのように活用できる奥行き2.5mのバルコニーを全戸に設置した。開放感を持たせるためにガラス張りとした他、どの住戸のバルコニーにも光が差すように、互い違いに配置する工夫を凝らした。5階の住戸(3戸)にはルーフバルコニーも設けている。

 小型犬と猫の飼育が可能で、共用部にはドッグランを設けた。

 月額賃料は19万8,000円~90万円。都内・横浜で暮らす富裕層のセカンドハウスとしてのニーズを見込んでいる。7月からリーシングを開始し、現在約4割が契約済みとなっている。

モデルルーム(88.02平方メートル)のリビングダイニング。どの住戸にも、シンクと一体の大型カウンターテーブルを設けた

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