不動産ニュース / 開発・分譲

2024/11/21

大阪・東住吉の物流施設が着工/GLP

「GLP 大阪III」外観イメージ

 日本GLP(株)は20日、物流施設「GLP 大阪III」(大阪市東住吉区)を着工したと発表した。

 同社が主体・施行者として開発を推進する区画整理事業「GLP大阪市東住吉区まちづくりプロジェクト」の第1弾。地区面積約5万6,000平方メートルに、物流施設2棟と商業施設を含む「にぎわいゾーン」、現矢田教育の森公園を移設し新たに整備する「憩いとうるおい・スポーツゾーン」を整備する。

 阪神高速4号湾岸線「南港中」ICから約12km、関西広域および大阪都心の主要ICまで20~30分圏内に位置する。近鉄南大阪線「矢田」駅徒歩約10分と通勤の利便性が高く、雇用の確保にも有利な立地。敷地面積約1万4,300平方メートル。耐震鉄骨造地上4階建て、延床面積約3万1,000平方メートル。(株)マルカミ物流の専用施設となる。

 有効天井高は5.5mで、重量物の取り扱いにも柔軟に対応可能。トラックバースは13m、ウイングトレーラーによる入出庫にも対応する。BCP面では、浸水を考慮した高さに受変電設備を配置するなど、被害を最小限にとどめる設備計画を実施。LED照明や人感センサー付き照明設備を設置するほか、内装計画ではリサイクル建材を活用し、サステナブルな開発を推進する。これらの取り組みにより、CASBEE認証、ZEB Ready認証、BELS 5Star認証取得を予定している。

 竣工は2026年1月末の予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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