不動産ニュース / 開発・分譲

2024/11/27

鶴瀬のコンパクト、低価格で需要掘り起こし

「ネベル鶴瀬」完成予想模型

 (株)タカラレーベンが10月下旬に販売を開始したコンパクトマンション「ネベル鶴瀬」(埼玉県富士見市、総戸数49戸)の売れ行きが好調だ。東武東上線沿線のコンパクトマンションが軒並み坪単価300万円超となっている中で、坪単価270万円、最多価格帯2,500万円台というリーズナブルな価格で販売。駅周辺には生活利便施設が一通りそろっていることもあり、単身女性を中心に人気を集め、1・2期で30戸が供給済み。

 同物件は、東武東上線「鶴瀬」駅徒歩3分に立地する、鉄筋コンクリート造14階建てのマンション。建設地は駐車場跡地で、スーパーが隣接。駅直結の東武ストア含め、スーパーマーケット3軒が徒歩3分以内。また、大規模ショッピングモール「ららぽーと富士見」には、バス6分(または自転車7分、徒歩21分)。竣工は2025年2月下旬。

 住戸は1DK~3LDKの10タイプ。専有面積約30~64平方メートル。1フロア3スパン、13・14階はそれぞれ3LDK2戸となる。天井高2,400mm、バルコニー奥行き1,800mm。食洗器(33平方メートル住戸除く)、床暖房、美容シャワーヘッドなどが標準。

 24年8月にエントリー受付を開始。これまで100件超の反響を得ている。モデルルームを9月下旬にオープン。100組超が来場している。販売活動は、ホームページと東上線沿線でのチラシ配布のみだったが、地元富士見市、志木市、新座市在住の20~30歳代の単身女性を中心に、1ヵ月かからず30戸を販売した。2期の販売価格は2,300万円台~6,200万円台だった。

 8割が20~30歳代の単身女性で、広めの住戸が共働き夫婦や戸建てからの住み替え層などに人気となった。都内勤務者と東上線沿線など物件周辺勤務者が半々。50年ローンで月額支払いが周辺賃貸物件と変わらなくなることをアピールして、賃貸脱出組の需要を掘り起こした。

モデルルーム

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。