(株)タカラレーベンが10月下旬に販売を開始したコンパクトマンション「ネベル鶴瀬」(埼玉県富士見市、総戸数49戸)の売れ行きが好調だ。東武東上線沿線のコンパクトマンションが軒並み坪単価300万円超となっている中で、坪単価270万円、最多価格帯2,500万円台というリーズナブルな価格で販売。駅周辺には生活利便施設が一通りそろっていることもあり、単身女性を中心に人気を集め、1・2期で30戸が供給済み。
同物件は、東武東上線「鶴瀬」駅徒歩3分に立地する、鉄筋コンクリート造14階建てのマンション。建設地は駐車場跡地で、スーパーが隣接。駅直結の東武ストア含め、スーパーマーケット3軒が徒歩3分以内。また、大規模ショッピングモール「ららぽーと富士見」には、バス6分(または自転車7分、徒歩21分)。竣工は2025年2月下旬。
住戸は1DK~3LDKの10タイプ。専有面積約30~64平方メートル。1フロア3スパン、13・14階はそれぞれ3LDK2戸となる。天井高2,400mm、バルコニー奥行き1,800mm。食洗器(33平方メートル住戸除く)、床暖房、美容シャワーヘッドなどが標準。
24年8月にエントリー受付を開始。これまで100件超の反響を得ている。モデルルームを9月下旬にオープン。100組超が来場している。販売活動は、ホームページと東上線沿線でのチラシ配布のみだったが、地元富士見市、志木市、新座市在住の20~30歳代の単身女性を中心に、1ヵ月かからず30戸を販売した。2期の販売価格は2,300万円台~6,200万円台だった。
8割が20~30歳代の単身女性で、広めの住戸が共働き夫婦や戸建てからの住み替え層などに人気となった。都内勤務者と東上線沿線など物件周辺勤務者が半々。50年ローンで月額支払いが周辺賃貸物件と変わらなくなることをアピールして、賃貸脱出組の需要を掘り起こした。