（株）八芳園は2024年12月26日、25年2～9月末に八芳園全館を一時閉館し、改修工事を実施すると発表した。
今回のリニューアルでは、庭園との親和性をより深めるため、増築ではなく“減築”を行なうことで既存建物を次世代へつなげていきたい考え。建物を新たに造り変えるのではなく、既存建物をより良く使い続ける「継承」と、職人との協創による新しい価値の「創造」をテーマに改修工事を行なう。
メインロビーは、福岡県大川市の伝統工芸“大川組子”と庭園が融合した空間に。本館正面のファサードには、日本の森林資源である木材を活用する。エスカレーターは4階デッキにつなげ、5・6階の会員制クラブフロアへと続く導線として新設。5・6階は、バンケット・スタジオ・ラウンジ・バーの4つの機能を中心とする空間とし、MICEなど国際会議やビジネスイベントに対応する。
併せて、ZEB Orientedの認証取得を目指し、環境配慮型施設としてMICEのさらなる誘致獲得を進めていく。
グランドオープンは10月の予定。
