不動産ニュース / 開発・分譲

2025/1/31

フージャース、「東山線」最寄りの2物件が好調

「デュオヒルズ今池」完成予想モデル
「デュオヒルズ千種」完成予想モデル

 (株)フージャースコーポレーションが、名古屋市営地下鉄東山線の隣り合う2駅圏で販売中の分譲マンション「デュオヒルズ今池」(名古屋市千種区、総戸数42戸)、「デュオヒルズ千種」(同、総戸数80戸)が順調に進捗している。前者はDINKSをターゲットに、後者はファミリーをターゲットと立地特性に合わせて明確に商品企画を変えており、狙い通りのターゲットユーザーの取り込みに成功している。

 「デュオヒルズ今池」は、同線「今池」駅徒歩3分、「千種」駅徒歩11分に立地する、鉄筋コンクリート造地上15階建てのマンション。竣工は2025年3月予定。建設地は駐車場跡地。「今池」駅周辺は同線の中でも繁華性が高く、にぎやかな立地である反面、主要な生活利便施設が徒歩5分圏内にそろっていることから、DINKSをメインターゲットに設定した。

 住戸は1フロア3戸で、西向き。2LDK(約54平方メートル)1スパン、3LDK(約64平方メートル)2スパン。直床二重天井。自動洗浄・自動お湯張り機能付き浴室、食洗器、遠隔操作可能なリビング床暖房、お掃除ロボットがベースに戻れるようにした多機能収納、スマートフォン連動インターフォン、ネットスーパー対応の宅配ロッカーなどを設定、DINKS層に訴求した。

 24年1月に常設ギャラリーにモデルルームを開設。これまでの来場は100件強。すでに、6割が販売済み。2月中旬販売開始予定の2期1次9戸は、3500万円台~4900万円台を予定。坪単価は約280万円。40歳代のDINKSがメイン。居住地は名古屋市内7割、三重県桑名市・四日市市などが3割。

 一方の「デュオヒルズ千種」は、同線「千種」駅徒歩6分、「今池」駅徒歩6分に立地する、鉄筋コンクリート造地上17階建てのマンション。竣工は25年8月予定。建設地は駐車場跡地で、南側が桜通りに隣接。東側は家電量販店、北側はその駐車場に接する。桜通りを境に北側は住宅街、南側は商業地となっており、利便性と環境が両立する立地を求めるファミリー層をターゲットとした。

 住戸は南向き3スパン、北向き2スパン。内廊下方式。2LDK・3LDK、専有面積約48~80平方メートル。直床二重天井、食洗器、浄水システム、ネットスーパー対応宅配ボックス、FITキッチン(2列キッチン、80平方メートル住戸)などが標準。

 24年7月から販売を開始し、これまでの来場者数は180件。総戸数の6割強を販売済み。2月下旬販売開始予定の1期2次10戸は、3,600万円台~6,900万円台を予定。坪単価は約300万円。購入者の8割は20歳代後半~30歳代中盤のファミリー層。残りはシングル女性やDINKS。ほとんどが同市内在住者となっている。

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