
東急不動産(株)とコニカミノルタ(株)は18日、バーチャルPPA契約を締結したと発表した。
バーチャルPPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)とは、発電事業者が保有する再生可能エネルギー発電設備が生み出す再エネ電力から、環境価値のみを切り離して取引する形態のこと。コニカミノルタがバーチャルPPAを導入するのは初めて。
FIP制度(※)を活用する。マルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋」(名古屋市中村区)の屋根上に設置したリエネロジポート名古屋太陽光発電所で発電した再エネ電力から、(株)リエネがアグリゲーターとして環境価値を切り出し、コニカミノルタが東急不動産から20年にわたり固定価格で購入する。
同発電所の運転開始は4月から。
(※)Feed-in Premium:再エネ発電事業者が卸市場などで売電した際、その価格に対して一定のプレミアム(補助額)を再エネ発電事業者が得られる制度。