不動産ニュース / 仲介・管理

2025/2/21

賃貸でのペット飼育環境、「不満」が4割超

 パナソニック ホームズ(株)の「くらし研究室」は20日、「賃貸住宅におけるペット飼育に関する意識調査」結果を発表。首都圏の賃貸住宅に住む20~69歳の犬・猫飼育者および飼育意向者男女516人を調査した。

 飼育意向者に現在ペットを飼育していない理由を聞いたところ、トップは「ペット飼育禁止の賃貸住宅だから」の62.8%。2位は「世話が大変そう」(31.4%)、3位は「ペットが死んだときのペットロスが嫌だから」(24.8%)。

 飼育者・飼育意向者にとってのペット飼育での困りごと・不安についても質問。1位は、飼育者・飼育意向者共に「ペットを残して外出するのが心苦しい」(飼育者44.2%、飼育意向者46.5%)だった。2位は、飼育者は「ペットを残して外出するのが健康・安全面で不安」(42.6%)、飼育意向者は「ニオイ(体臭・トイレ臭等)」(43.8%)、3位は飼育者「ニオイ」「お金がかかる」(いずれも36.0%)、飼育意向者「ペットを残して外出するのが健康・安全面で不安」(42.2%)。

 ペット飼育者に対するペットを飼う環境の満足度を質問した結果、「満足」(56.7%)、「不満」(43.3%)と、4割超が不満と回答。その理由については、「ペットに配慮した室内インテリア(床、壁等)になっていない」(42.0%)、「ペットのニオイが残る」(38.4%)、「外出時や非常時にペットの安全・健康面で不安がある」(32.1%)の順。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

ペット共生住宅(ペット共生物件)

ペットの飼育が認められている住宅。原則として管理規約(賃貸住宅については賃貸借契約)で飼育を認める旨が定められているほか、使用細則等において、動物等の種類や数等の限定、管理組合への届出等による飼育動物...

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。