不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2025/3/6

受注が堅調に推移し増収増益/積水ハ25年1月期

 積水ハウス(株)は6日、2025年1月期決算(連結)を発表した。

 当期(2024年2月1日~25年1月31日)は売上高4兆585億8,300万円(前期比30.6%増)、営業利益3,313億6,600万円(同22.3%増)、経常利益3,016億2,700万円(同12.4%増)、当期純利益2,177億500万円(同7.6%増)となった。

 戸建住宅事業は、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス「グリーンファースト ゼロ」をはじめ、大空間リビング「ファミリー スイート」、次世代室内環境システム「スマート イクス」や間取り連動スマートホームサービス「PLATFORM HOUSE touch」等の高付加価値提案が好評で、受注が好調に推移。売上高4,790億9,100万円(同1.7%増)、営業利益460億6,900万円(同12.2%増)を計上した。受注高は4,791億1,300万円(同2.9%増)、受注残は2,300億1,800万円(同0.0%増)となった。

 賃貸・事業用建物事業は、エリアマーケティングに基づく事業展開を実施し、賃貸住宅の受注が順調に推移。特に太陽光パネルを住戸ごとに接続する「シャーメゾンZEH」においては、入居者売電方式が好評で、賃貸住宅受注に占めるZEH住戸割合が77%となった。CRE・PRE事業における受注も好調で、売上高は5,449億3,400万円(4.0%増)、営業利益は817億9,600万円(同4.8%増)に。受注高は5,293億7,000万円(同7.7%増)、受注残は5,638億8,700万円(同9.2%増)だった。

 国際事業は、米国において新築住宅へのニーズが高まったことや、さらなる事業展開エリアの拡大に向け24年4月にMDC社を完全子会社化したことなどが奏功し、売上高1兆2,785億1,100万円(同150.2%増)、営業利益789億4,500万円(同61.4%増)と大幅な増収増益に。

 次期(25年2月1日~26年1月31日)は、売上高4兆5,000億円(同10.9%増)、営業利益3,620億円(同9.2%増)、経常利益3,390億円(同12.4%増)、当期純利益2,320億円(同6.6%増)を見込んでいる。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。