不動産ニュース / 開発・分譲

2025/3/10

インバウンドの子供も預かる屋内遊び場オープン

「ANO-NE Kids Club」。2層吹き抜けで、写真中央のジャングルジムからも5階に移動できる

 (株)コスモスイニシアは4月1日に、一時預かり対応の屋内遊び場「ANO-NE Kids Club」(東京都千代田区)をオープンする。

 JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅徒歩5分、東京メトロ日比谷線、千代田線「日比谷」駅徒歩3分。徒歩圏内に商業施設、劇場、飲食店などが集積するエリアのビル内に出店。
 4・5階吹き抜けの2層構成で、専有面積は約150平方メートル。4階はブックやボードゲーム、ままごと、お絵描きなどで遊ぶエリア、5階は屋内アスレチック遊具を多数設置。4階・5階の移動も含めて、登る、降りる、潜るなど、身体を思う存分動かせる空間を整備した。
 保育士や幼稚園教諭等の資格を持つスタッフ3人が常駐し、主に見守り保育を提供する。

 子育て中には自分の時間を持ちたくとも子供を預けるという選択肢を取りづらい日本の環境、そしてアパートメントホテル「MIMARU」に宿泊する外国人観光客の親からは「子供を預けて外出したい」という声が寄せられ、子供側からも「ショッピングよりホテルに残って遊びたい」という声が少なくないことから、この事業が立案された。
 同社R&D戦略部新規事業推進二課の南野理沙氏は、「MIMARUの担当者からは、ベビーシッターや託児所に子供を預けて日本の夜を楽しみたいというインバウンドからの声が多くあると聞いている。また、都心では子供が体を思いっきり動かせる公園等の場所自体も少ない。そういう需要に対応する。一方国内需要についても、自分時間を確保するために子供を預けられる場所として活用していただきたい」と語った。

 利用対象年齢は4~10歳、営業時間は平日14~22時、土日祝日は10~22時。利用料金は1名1時間2,500円、訪日旅行客料金は4,500円(いずれも保険料込み)。

 PoC(Proof of Concept:概念実証)として、まず2026年3月までの運営が決定しており、事業性やゲスト評価を踏まえ判断し、今後の事業化を検討する計画。

4階はお絵描きやままごとなどを楽しめるスペース
5階には体を存分に動かせるような遊具を複数設置している

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