
東急不動産(株)は13日、都市部でのネイチャーポジティブ(自然再興)を推進する「GREEN UP&COOL DOWN PROJECT」を開始したと発表した。
同社グループでは、「渋⾕」駅から半径約2.5kmのエリアを広域渋⾕圏と定義。同地域の主要施設における、植生調査・生き物調査等を継続的に実施してきた。今回立ち上げた「GREEN UP&COOL DOWN PROJECT」は、これまで実施した生物多様性保全に関する取り組みを整理し、新たな取り組みを推進するのが目的。
従来は、同社が運営するオフィスビルの屋上で、菜園活動や養蜂を展開。オフィスワーカーや周辺住⺠を招待して収穫体験や採蜜体験などのイベントを開催した。また、屋上でサツマイモの葉で室外機周辺の気温を低下させ、空調の効率を上げる省エネルギー施策「芋緑化」を実施。有識者の知見を交えてシジュウカラの巣作りなども行なってきた。
今後は同プロジェクトの一環として、3月19・20日に、複合施設「フォレストゲート代官山」(東京都渋⾕区)内の「TENOHA代官山」において、環境に関するトークショーやワークショップなどのイベントを開催する予定。