
日本GLP(株)は17日、全館冷凍冷蔵物流施設「GLP 南港I」・「GLP 南港II」(いずれも大阪市住之江区)の開発を発表した。
「GLP 南港I」は、阪神高速4号湾岸線「南港中」ICから約1.2kmに立地し、梅田までは約10kmと大阪市中心部へのアクセスに優れる。南港ポートタウン線(ニュートラム)「南港東」駅から約700mと、雇用確保にも適した立地。敷地面積約3,600平方メートル。鉄筋コンクリート造地上4階建て、延床面積約7,700平方メートル。2~4階は冷凍庫エリアで、有効天井高を6.0m確保する。開発はJA三井リース建物(株)が行ない、日本GLPは竣工後に取得する予定。冷凍冷蔵物流会社に1棟貸しする計画。
すでに着工しており、竣工は2026年2月を予定する。
「GLP 南港II」は阪神高速4号湾岸線「南港北」ICから約4.9kmに立地。主要高速4路線がアクセス可能な距離にあるため、兵庫県、京都府、奈良県など関西エリアへの配送に優れる。敷地面積約7,000平方メートル。鉄骨造地上5階建て、延床面積約2万1,000平方メートル。2~4階を冷凍庫エリアとし、有効天井高を6.0m確保する。2~4階の各階に採暖室を設置するほか、5階にはリフレッシュスペースを設けるなど従業員に配慮した造りとする。最大2テナントの入居が可能。
着工は25年6月、竣工は26年12月の予定。
いずれも自然冷媒の採用、太陽光発電設備の設置、全館LEDの整備等、再生可能エネルギーを活用する計画で、CASBEE認証を取得予定。
