
(株)アールシーコアは19日、同社単独展示場「BESS MAGMA」(東京都目黒区)にて方針発表会を行なった。2025年は同社創業40年であり、このタイミングを同社の転機として新たなBESSブランドの考え方や展開を同社代表取締役の壽松木 康晴氏が説明した。
25年間にわたって同社の旗艦展示場として集客等に寄与してきたBESS MAGMAが3月に閉鎖。同展示場に代わる旗艦展示場として、現在運営中の単独展示場「LOGWAY BESS 多摩」(東京都昭島市)を移転・拡張して26年秋にオープンする計画。都心集客を補完するため、バーチャルでの情報発信や、都心部にタッチポイントを設けること、異業種連携などを視野に営業計画を練り上げている。
またこれまでの注文戸建て中心の展開から、集合住宅や地方創生といった新たな分野にも挑戦していく。特に近年、ログハウスでの集合住宅需要が高まっていることから、新商品を企画中。共用スペースへの薪ストーブ設置など、ログハウスの特徴を生かした商品企画としていく予定だという。
地方創生に関連した地方自治体との連携も進捗。すでにプロジェクトが進められている長野県小諸市では、移住定住の受け皿としてログハウスによる分譲住宅を供給。初弾が好評だったことから、隣地での第2弾開発を計画している。また、静岡県藤枝市や宮城県松島町などと連携協定を結んでいる。
壽松木氏は、「このほかにも、保育園などの施設系建築やリゾート開発など新築戸建てにとどまらない幅広い用途でBESSブランドの建物を供給していく。ユーザーの人生のどこかで接点ができるようなブランドとして成長させていきたい」と語る。