日鉄興和不動産(株)は1日、総合研究所「Future Style 総研」を設立した。
社会の変化に対応し、人々の新しいライフスタイルの中でも価値ある不動産を提供し続けるため、未来を能動的に捉えそこから逆算した発想が求められると考え、そうした未来発想を「Future Style 発想」と認識。その発想を「発見(INSIGHT)」し、「構想・実装(INCUBATION)」につなげ、全社、また社会に「浸透・共有(INSTALATION)」するための研究所とする。
「INSIGHT」では、調査・研究・他者との協業を通し、未来のあり方(Future Style)を発見していく。「INCUBATION」については、研究報告レポートや社内外での共有データベースをつくり、構想につながる状態を整備。結果を基にPoC(概念実証)プロジェクトも行なう。「INSTALL」では、実装のためのプロジェクトを立ち上げ、アカデミー・セミナーの開催を通して全社員が「Future Style 発想」を使いこなせるよう浸透・共有していく。研究を推進するため、外部のさまざまな事業会社、研究所、組織などとのコラボレーションや新たな事業創出も手掛ける。
同研究所は、住宅事業本部の傘下にあった「リビオライフデザイン総研」が前身。元々、住まいの商品開発を中心とした取り組みのために生まれた組織だったが、働き方や休日の過ごし方などあらゆる場面での未来発想を広げるため、全社組織として機能強化した。