(公社)日本不動産学会(JARES)は、2025年度春季全国大会シンポジウム「子育て環境を考える-住まいと不動産」を6月6日に日本大学経済学部3号館で開催すると発表した。
23年4月にこども家庭庁が発足し、子供・子育てに関する政策が急速に進みつつある中、住まいと周囲の環境についてはまだまだ課題が山積みだという意見もある。同シンポジウムではまず、各有識者の報告から子供の身近な住まい、周辺環境に関する施策・取り組みなどの実態を把握。その上で不動産・不動産学が配慮・関与できることをディスカッションし、検討する。
1部では有識者や実務者による講演を行なう。国土交通省国土技術政策総合研究所建築研究部長の長谷川 洋氏が「子育てに配慮した住宅及び居住環境のガイドライン」をテーマに講演。このほかにもUR都市機構ウェルフェア推進部連携構築課の野村 淳氏、C&Yパートナーズ代表の土肥潤也氏ら計4名が講演を行なう。その後、2部として横浜市立大学大学院教授 こども環境学会副会長の三輪律江氏をコメンテーターに迎え、1部の講演者をパネリストとしてディスカッションを行なう。
時間は13時45分~16時15分。なお、シンポジウム開催前の13時より「2024年度業績賞表彰式」も執り行なう。
定員は150名(先着順)で参加費は無料。詳細および申し込みは同学会公表資料を参照。