不動産ニュース / リフォーム

2025/4/11

コミュニティ空間創出するリノベプランを決定

「CHAYAMADAI Hygge」外観イメージ

 大阪府住宅供給公社は11日、「茶山台団地」(堺市南区)の16棟を対象にした団地再生事業の事業提案競技について、「CHAYAMADAI Hygge(ヒュッゲ)」(代表事業者:南海電気鉄道(株))を最優秀作品に選定した。

 同事業は、茶山台団地16棟を活用し、泉北ニュータウン地域における将来にわたって多世代が快適に住み続けられる「持続発展可能なまち」の実現に向け、事業者のアイディアを生かし多様な住宅や子育て、高齢者支援施設など多世代交流ができる機能を導入する。同公社がコミュニティ活性化等事業者と借地借家法38条の「定期建物賃貸借契約」を締結し、マスターリース方式で茶山台団地16棟を貸し付ける。併せて、耐震改修工事および大規模修繕工事についても設計業務を含め、同事業で実施する計画。

 最優秀作品に選ばれた「CHAYAMADAI Hygge」では、1階の4住戸を“みんなの遊び場”をコンセプトに、趣味と楽しむ空間としてDIYルーム、キッチンを設けたレンタルルーム、音楽・ダンスを楽しむスタジオ等にする計画。屋外のウッドデッキと一体利用することもできる。その他1~5階は、若年・子育て層をターゲットに2戸1化した住戸や家具付き住戸を提案していた。

 2025年6月~26年3月に設計を実施。同年4月に着工、27年3月の完成を目指す。

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団地

同じ性質の建物が集団的に立地し、関連する施設が整備された一団の土地。住宅団地、工業団地などがあり、一般に計画的に建設される。

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