不動産ニュース / IT・情報サービス

2025/4/16

阪急阪神不、新宿に常設マンションギャラリー

「ジオ ゲストサロン 新宿」エントランス
豊かな植栽に囲まれた「ジオ ライブラリーフォレスト」。同社のSDGsへの取り組みも発信する
「ジオ ナレッジゾーン」の壁面には4連のデジタルサイネージを設置。タッチパネル式でさまざまな情報を自由に引き出せる

 阪急阪神不動産(株)は16日、5日にオープンした常設総合マンションギャラリー「ジオ ゲストサロン 新宿」を関係者に公開した。首都圏では初となる総合マンションギャラリーで、東京23区や新宿を通る鉄道路線沿線で販売する分譲マンションの情報提供、商談の場としていく。

 同施設は、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅直結の「新宿アイランドタワー」8階に開設したもの。同社では西宮北口、京都に次ぐ総合マンションギャラリーで、首都圏では初。広さは約270坪。分譲マンション事業の情報提供、各種打ち合わせ・商談の場としてだけでなく、阪急阪神東宝グループや同社の歴史、住まいづくりへのこだわり、SDGsへの取り組みなども紹介していく。

 エントランスでは、大型モニターで阪急阪神東宝グループの紹介映像を放映。分譲マンションの各種情報を提供する「ジオ ナレッジゾーン」と「ジオ ライブラリーフォレスト」は、随所に植栽を施している。前者には4面のタッチパネル式デジタルサイネージでこれまでの分譲実績や品質管理・商品企画などを紹介。後者では、緑の中の透明ディスプレイで同社のSDGs施策などを事業展開と共に紹介する。「ジオ ライブラリーフォレスト」を取り囲むように配置した商談室は11室。ガラス張りとして植栽越しに商談できるようにしながら、プライバシーに配慮して瞬時に曇りガラスにできる調光ガラスを採用した。キッズスペース付商談室も2室用意している。

 「ジオ ラボゾーン」では、3Dホログラムにより販売物件のパースやCG、物件周辺のエリアマップなどを表現。コンセプトルームは約67平方メートルの2LDKを再現。同社の標準的な設備仕様に加え、同社独自の商品企画「ジオフィットプラス」を組み込んでいる。一般的な玄関から入るモデルルームではなく戸境壁をなくしリビングや洋室に直接入れるようにしており、一度に複数の来場者を案内できるようにしている。また、バルコニーには大型モニターを埋め込んでおり、物件関連情報等を流す。

 同施設では、5日からエントリー受付を開始した「ジオ荻窪」(東京都杉並区、総戸数99戸)の案内を皮切りに、東京23区やJR中央線、小田急線、京王線沿線等の分譲マンションを紹介していく。すでにJR中央線「三鷹」駅圏など複数の物件を案内していく予定がある。

 同社は、2001年から首都圏でのマンション事業を開始。これまで89棟・約5,400戸を供給してきた。今後は同施設を首都圏での住まいの発信拠点として、事業展開を加速する。

コンセプトルームは同社の標準仕様に加え、独自の商品企画である「ジオフィットプラス」も盛り込む。戸境壁を取り払うことでリビングや洋室へ直接出入りできる
「ジオ ラボゾーン」では、物件形状や外観を3Dホログラムで見ることができる。模型だと回り込まなければならない中庭の形状なども、回転させることでその場でチェックが可能

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