不動産ニュース / 開発・分譲

2025/4/24

博多のビル用地等取得し、土地のオフバランスを提案

「土地のオフバランス提案」概要図

 地主(株)はこのほど、福岡市博多区にある介護付き有料老人ホームと複合ビル用地を取得し、売り主の(株)セントベーネマネジメントと定期借地権設定契約を締結したと発表した。

 地主は、定期借地権を活用し、土地のみに投資をする独自の不動産投資手法JINUSHIビジネスを展開しており、今回の事例は、同社が推進する「土地のオフバランス提案」によるもの。テナントが土地のみを売却し、建物を所有し続けることで、事業運営環境を維持しながら、バランスシートをスリム化。成長投資等に向けた資金の確保や、経営指標・財務状況の改善が期待できる。
 これまでにオフバランス化を提案し、成約したのは実績は、累計26件、約707億円。

 今回取得した用地は、旧ドコモ九州住吉ビルの土地(底地)。JR「博多」駅から車で6分に立地。福岡市の中心部にあり、幹線道路に隣接するなど転用性の高さを評価した。土地面積約1,765平方メートル。セントベーネマネジメントは、介護付き有料老人ホーム兼オフィスで構成する複合ビル「グランドタワー西博多ビル」として改修・運営していく予定。

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有料老人ホーム

高齢者住宅・施設の代表格。老人保健法では、「高齢者を入居させて、入浴、排泄、食事などの介護、食事提供など日常生活の上で必要な便宜を提供する施設」と定義されている。

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