不動産ニュース / 開発・分譲

2025/5/1

千葉・八千代に大型物流施設竣工/日本GLP

「GLP八千代V」外観

 日本GLP(株)は4月30日、物流施設「GLP八千代V」(千葉県八千代市)の竣工を発表した。物流サービス会社の(株)ダイワコーポレーションが、千葉県の旗艦施設として1棟全体を利用する。

 同社は、八千代市で3棟の物流施設(「GLP 八千代」「GLP 八千代II」「GLP 八千代IV」)を稼働させ、「GLP 八千代VI」を開発中。今回竣工した「GLP 八千代V」は、その中でも最大規模で、竣工済みの「GLP 八千代IV」と隣接する敷地を利用した既存物件の建て替えプロジェクトとなる。

 東関東自動車道「千葉北」ICから約9.9kmに立地。工業団地エリアの中心で、物流主要幹線道路に囲まれた場所に位置しており、広域配送、エリア配送のどちらも対応が可能。通勤の利便性を高めるため、東葉高速鉄道「八千代中央」駅から専用バスも運行する。敷地面積約6万7,427平方メートル。免震プレキャストコンクリート造(一部鉄骨造)地上5階建て、延床面積約15万7,600平方メートル。

 ダイワコーポレーションのニーズと敷地の特性を踏まえて、デザインや構造、設備を設計。既存物件の解体に当たっては、工事工程を複数の工区に分割。既存物件の入居企業の「GLP 八千代IV」への移転と連携して進めることで、同社のオペレーションを中断せずに、段階的な退去と明け渡しを実現した。

 全カスタマー区画に汎用性の高い電動シャッターを採用。ワンフロア約2万5,000平方メートルの空間を提供するほか、最小約2,900平方メートルの小分割区画の設定も可能とした。

 共用部にはカフェテリアやコンビニ、ラウンジ、庫内には空調用ファンを設置し、快適な就労環境を提供する。免震エプロン上に緑化を施し、施設内での緑化を推進する。

 BCP面では、非常用発電機や井水利用装置の導入、ダブルランプウェイの各階アクセスの実現により、災害時の事業継続性をサポートする。
 BELS 6StarとZEB-Readyの認証を取得。CASBEE Aランク(新築)認証も取得する予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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