
ピタットハウスネットワーク(株)は27日、提携する不動産会社の連携組織「SEAネットワーク」の2025年度全国大会を、グランドプリンスホテル高輪(東京都港区)で開催。約100社・約170名が参加した。
冒頭、スターツコーポレーション(株)取締役会長である村石久二氏の長男で、24年7月1日に代表取締役社長に就任した村石豊隆氏が挨拶。「1都3県で展開しているサービスレベルを、今後は全国で提供できるようにする。各法人企業からの住宅のあっせんを拡大させることに注力していきたい」などと述べた。
続いて、ピタットハウスネットワークSEAネットワーク事務局・事務局長の岩瀬太一氏が、24年度の活動報告と25年度の方針について発表。SEAネットワーク会員は、全国179社・1,437店舗(前年度比1社・同5店舗増)。受託企業数は484社(同24社増)、社宅管理総数は12万9,633件(同8,390件増)、スターツグループからSEAネットワーク会員に送客した社宅代行送客数は約1万3,000件と順調に増加していることを報告した。
25年度の推進事項として「社宅を軸とした企業案件取引の増大」と「階層ごとに学べるSEA勉強会の開催」の2つを掲げた。岩瀬氏は「SEA勉強会は、若手社員向けのオンライン研修、経営者懇談会、営業社員向け勉強会など、それぞれの階層に合うような形で行なっていく」と説明した。
その後、スターツコーポレーションサービス(株)取締役の竹見和樹氏がCRE戦略について説明。同社は、住宅系だけでなくオフィス、営業所、工場、遊休地などを取り扱い、企業の中でも社員数と拠点が多い大手企業をターゲットとしている。「大学や工場関係者向け住宅の移設、撤退、統合等の気配や動きを確認できれば、会員の皆さまと積極的に情報交換していきたい。ウィンウィンの関係を築いてネットワークの強み、存在力を発揮していきたい」などと述べた。