
三菱地所レジデンス(株)は30日、分譲マンション「ザ・パークハウス 用賀プレイス」(東京都世田谷区、総戸数83戸)において木造・木質化を実現したと発表した。
三菱地所グループの設計・施工・資材調達が一体となって取り組んだことにより、初めて実現した取り組み。木材供給をMEC Industry(株)が、木造躯体部の施工を三菱地所ウッドビルド(株)が、構造設計を(株)三菱地所設計が担う。
MEC Industryの国産木材を活用し、風除室を木造に。柱・梁に構造用集成材、屋根にCLT材を使用した木造建築とする。集合玄関機、共用ラウンジの家具等にも木材を活用。ラウンジは、カウンター、飾り棚にCLTを採用し、ルーバーを木質化するなど、共用部一体となった木質空間を演出する。
マンションギャラリーでは、木造のダイヤグリッド架構を配置。ガラスのボリュームや庇の形状などを組み合わせることで、まちに開かれた印象的な外観デザインとした。外構には、日本道路(株)が製造・販売している舗装ブロック「木煉」を採用している。
同物件は、東急田園都市線「用賀」駅徒歩7分に位置。敷地面積1,890.69平方メートル、鉄筋コンクリート造地上12階建て。間取りは1LDK+S~3LDK、専有面積は46.75~92.20平方メートル。 第1期は2025年11月上旬に販売を開始、販売価格は未定。
竣工は27年8月10日、入居開始は同年10月1日の予定。