
(株)東急コミュニティーは4月より、複合ビル「渋谷フクラス」(東京都渋谷区)において、IoTスマートゴミ箱の運用検証を開始した。
同物件のある渋谷エリアでは、商店街を中心とした地元の人による清掃活動が行なわれているものの、インバウンドをはじめとする来街者の増加によりゴミのポイ捨てや放置が増加。まちの美観や、衛生環境の維持が大きな課題となっている。そこで同社は、IoTスマートゴミ箱「SmaGO」を活用しての運用検証を開始した。
同商品は、(株)フォーステックが展開するサービス。ゴミ箱にソーラーパネルによる太陽光発電・蓄電池機能が備えられており、溜まったゴミを5分の1に自動圧縮するするため、ゴミ箱からゴミが溢れない。また、通信機能によりゴミの集積状況を把握できるため、効率的な回収作業ができる。
同社が管理する「渋谷フクラス」にこのゴミ箱を設置し、ゴミの量や種類、分別状況などのモニタリングや検証を行なう。施設周辺でのポイ捨てや放置に対する影響や環境変化の効果も測定することで、渋谷の美観や衛生環境の維持に寄与する計画。