積水ハウス(株)は5日、2026年1月期第1四半期決算(連結)を発表した。
当期(25年2月1日~4月30日)は売上高8,940億4,400万円(前年同期比15.1%増)、営業利益602億8,700万円(同15.9%減)、経常利益468億1,100万円(同34.1%減)、当期純利益333億7,300万円(同33.8%減)となった。
主力の請負型ビジネスは、戸建住宅事業でデザイン提案システム「life knit design」の活用やグループ連携による提案力の向上、生産から出荷までの邸別生産体制の強化等に取り組み、受注は堅調に推移。売上高は1,050億400万円(同4.1%増)、営業利益は61億2,400万円(同31.5%増)を計上した。受注高は1,160億6,400万円(同2.6%減)、受注残高は2,410億7,800万円(前期末比4.8%増)となった。
賃貸・事業用建物事業では、長期間にわたり入居需要が見込まれる都市部を中心とした事業展開を推進。特に駅近で利便性の高い地域において、3・4階建て賃貸住宅の拡販、ネット・ゼロ・エネルギーの賃貸住宅「シャーメゾンZEH」の普及に注力した。売上高は1,235億9,600万円(前年同期比4.0%減)、営業利益は148億9,100万円(同17.6%減)。受注高は1,412億2,000万円(同0.8%減)、受注残高は5,815億1,000万円(前期末比3.1%増)。
ストック型ビジネスは、賃貸住宅管理事業で、賃貸住宅「シャーメゾン」の継続的な受注と、当期から賃貸事業専門のグループ会社として営業を開始した積水ハウスシャーメゾンPM各社によるオーナーとのコミュニケーション強化により、管理受託戸数が増加。売上高1,795億4,800万円(前年同期比4.4%増)、営業利益197億4,300万円(同25.8%増)を計上した。
国際事業は、米国戸建住宅事業において、24年4月に買収したM. D. C. Holdings, Inc. の業績により受注・引き渡しが増加。しかしながら、のれんの償却額等の計上によって利益率が低下した。米国コミュニティ開発事業については、減収となるも、販売は堅調に推移した。売上高は2,576億1,600万円(同118.6%増)、営業利益は49億9,100万円(同53.8%減)。
通期は、売上高4兆5,000億円、営業利益3,620億円、経常利益3,390億円、当期純利益2,320億円を見込む。