旭化成不動産レジデンス(株)は12日、既存の賃貸住宅「ヘーベルメゾン」にスマートロックを導入すると発表した。
(株)ビットキーのコネクトプラットフォーム「homehub」とスマートロックを採用。エントランスドアと各住戸ドアにスマートロックを設置する。入居時に登録されたメールアドレスに自動で鍵の登録が案内され、入居者は「homehub」のスマホアプリからICカードや暗証番号などの鍵情報を登録。以後は好きな手段で解錠できる。
サービス事業者に一時的に電子鍵を発行することで、不在中の置き配やペットシッターの依頼なども可能に。退去時は退去日時に自動で鍵情報が削除される。
設置対象は2012年以降の仕様年度のヘーベルメゾン6万戸。維持費は入居者の共益費に含まれる(オーナーの費用負担はなし)。
同社はスマートロックの導入により、管理委託会社が行なう鍵発送業務やスペアキー発行といった業務時間を年間約1,800時間削減できると見込む。また、入居者や物件オーナーの満足度が高まることで、仲介会社、原状回復事業者等の委託先にもメリットがあるとしている。