
三菱HCキャピタル(株)のグループ会社である三菱HCキャピタルエナジー(株)と、三菱地所(株)、サムスン物産(株)、大阪ガス(株)は16日、4社が出資するSPCである上長都ひかり蓄電合同会社(東京都中央区)が、北海道千歳市の系統用蓄電池設備を着工したと発表した。
系統用蓄電池は、蓄電池の充放電により、再生可能エネルギーの出力変動を補完するもの。政府も系統整備・調整力の確保を再エネ主力電源化の実現に向けた柱と位置付け、電力安定供給のために蓄電や放電を行なう系統用蓄電池を含む定置用蓄電池の導入を推進している。
出資比率は三菱HCキャピタルエナジーが65%、三菱地所が20%、サムスン物産が10%、大阪ガスが5%。蓄電池の設置予定地は、広さ約6,600平方メートル。出力25MW、容量50MWhの系統用蓄電池となる。
運転開始は2027年1月の予定。