不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/7/10

首都圏既存戸建て価格、首都圏は再び下落

 (株)東京カンテイは10日、2025年6月の主要都市圏別・中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は4,039万円(前月比2.1%下落)と下落に転じた。都県別では、東京都は6,459万円(同5.1%下落)と下落。大きく上昇した前月の反動に加え、築年数は同じでも建物面積などが縮小した。神奈川県は4,334万円(同2.0%上昇)と2ヵ月連続で、千葉県は2,943万円(同1.9%上昇)と2ヵ月ぶりに、それぞれ上昇した。埼玉県は2,849万円(同5.1%下落)と下落。築年数に変化はないものの、平均土地・建物面積がいずれも3%程度縮小した。

 近畿圏の平均価格は2,981万円(同0.5%上昇)と2ヵ月連続で上昇。主要府県別では大阪府が3,328万円(同3.0%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。前年同月比で築年数が1年若返っている。兵庫県は2,920万円(同1.6%上昇)と2ヵ月連続で上昇。京都府は4,166万円(同1.4%上昇)と2ヵ月ぶりの上昇で、前年同月比は11.1%上回っている。

 中部圏の平均価格は2,511万円(同1.0%上昇)と4ヵ月ぶりに上昇。愛知県は3,018万円(同0.4%下落)と下落に転じた。築年数が2年以上若返ったが、土地面積などが縮小した。

 宮城県は2,555万円(同5.8%下落)と連続で下落。福岡県は2,516万円(同0.6%上昇)と、3ヵ月連続の上昇となった。

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