(株)毎日コムネットは25日、2025年5月期決算説明会を開催。同社代表取締役社長の小野田 博幸氏が、通期計画、部門別トピックなどについて説明した。当期(24年6月1日~25年5月31日)決算数値は、7月14日のニュースを参照。
通期計画について、主力の不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)では、物件売却3件、新規オープン4棟・309戸、総管理戸数は1万2,778戸となる予定。不動産マネジメント部門は、「引き続き需要は堅調。入居者募集および管理業務の効率化を推進していく」とし、収益向上につながる取り組みを行ないながら、満室でのスタートを目指す。エネルギーマネジメント部門については、「防犯対策を強化したことにより5施設をフル稼働。安定稼働に向け、さらなる防犯対策を検討する」とした。
学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)では、貸切バスの仕入価格高騰に対応するも大きな伸びは見込めず、「売上高、売上総利益は前年度と同水準を見込む」。人材ソリューション部門については、「企業の採用意欲は旺盛。採用広報分野のさらなる伸びに期待する」とし、プロモーション関連売り上げの増加により増益を見込んでいる。
また、ESG・SDGsの取り組みについても触れ、環境(Environment)では、太陽光発電による自力調達、清掃活動等による自然環境の保護、若者に対する自然環境の保護啓発活動などを推進。社会(Social)については、社員エンゲージメントの向上に向けた環境整備、ダイバーシティ&インクルージョンの推進などに取り組む。ガバナンス(Governance)では、コンプライアンスの徹底・人権尊重、内部統制システム・リスク管理の強化、女性役員比率の向上を目指す。
次期の業績については、過去最高益の更新を計画。売上高264億円、営業利益26億円、経常利益24億円、当期純利益16億1,000万円を見込む。