不動産ニュース / 開発・分譲

2025/8/1

ラサール、兵庫・尼崎にマルチテナント型物流施設

「ロジポート尼崎2」外観

 ラサール不動産投資顧問(株)は7月31日、同社が組成した特定目的会社を通じて開発したマルチテナント型物流施設「ロジポート尼崎2」(兵庫県尼崎市)が竣工したと発表した。複数のテナントとの間で賃貸借契約を締結済みで、竣工時点での契約率は約80%。

 阪神高速3号神戸線「尼崎西」ICから約1.5kmに立地。阪神電気鉄道本線「出屋敷」駅徒歩約9分、同「尼崎」駅徒歩約17分。敷地面積は3万1,480.93平方メートル。建物は、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上5階建て、延床面積7万9,035.14平方メートル。

 フロア面積は約3,500~4,400坪で、最小約1,200坪から分割が可能。1~4階の各階に接車可能なシングルランプウェイを採用し、4・5階は垂直搬送機および荷物用エレベーターを備えたメゾネットの区画としている。また、1階には2分割可能な約4,000坪の冷凍冷蔵倉庫を備え、3温度帯に対応している。

 BCP対策として、受変電設備をかさ上げ設置し洪水・高潮によるリスクを軽減。エレベーターやトイレ等の電力を約72時間維持できる非常用発電機や、防災備蓄倉庫も備える。

 人感センサー付きLED照明や節水型衛生器具を導入し、環境負荷低減にも配慮。CASBEE-建築(新築)Sランク、ZEB-Readyの認証を取得予定で、今後、屋根への太陽光パネルの設置も計画している。

この記事の用語

BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。