住友不動産(株)、住友不動産ハウジング(株)、東京電力エナジーパートナー(株)、TEPCOホームテック(株)は6日、「すみふ×エネカリ」の新商品提供に向け、戸建住宅への超軽量・薄型太陽光パネルを用いた実証実験を開始した。
「すみふ×エネカリ」とは、住友不動産が施工する新築戸建住宅、既存戸建住宅に初期費用ゼロ、月々定額のサービス利用料で太陽光発電設備と蓄電池を導入し、設備修理・更新をサポートするサービス。
これまで、既存戸建住宅への太陽光パネルの設置は、設置場所の制約、耐震補強工事などの初期コストが導入の障壁となっていた。今回の実証実験では、超軽量・薄型太陽光パネルを、住友不動産グループが運営・管理する注文住宅「J・レジデンスモデルハウス」(東京都武蔵野市、木造2階建て)、「J・アーバン コートモデルハウス」(千葉県成田市、木造2階建て)の屋根に設置。住宅への太陽光パネル導入・拡大に向け、住友不動産グループと東京電力グループが、(1)超軽量・薄型太陽光パネルの施工性・耐久性の確認、(2)住友不動産の戸建住宅の屋根との相性・デザイン性の確認、(3)北面設置パネルの返還効率・防眩性の検証を行ない、2026年6月の商品化を目指す。
将来的には、戸建住宅に加え集合住宅やビルにも新商品の展開を検討していく。