不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2025/8/7

賃貸事業好調で過去最高益/住友不25年3月期1Q

 住友不動産(株)は7日、2025年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(2025年4月1日~6月30日)は、売上高2,933億400万円(前年同期比7.1%減)、営業利益1,017億9,200万円(同3.7%増)、経常利益1,052億4,400万円(同2.1%増)、当期純利益737億7,600万円(同1.0%減)。営業利益、経常利益は第1半期の過去最高を更新した。

 主力の不動産賃貸事業が業績をけん引。既存ビルの稼働率改善や値上げの浸透、「住友不動産東京三田ガーデンタワー」の入居進捗、「住友不動産秋葉原東ビル」などの新規稼働効果に加え、ホテル、イベントホールなどの施設営業収益も増加。売上高は1,126億9,900万円(同7.6%増加)、営業利益は529億2,400万円(15.5%増)。営業利益は第1四半期の過去最高を更新した。期末の既存ビル空室率は5.7%(同0.1%改善)となった。

 不動産販売事業は、「シティタワー虎ノ門」、「シティテラス多摩川」、「シティハウス八千代緑ヶ丘」などの引き渡しを開始。マンション・戸建て・宅地の合計で1,511戸(同694戸減)を販売計上した。売上高は1,376億5,000万円(18.5%減)、営業利益は506億5,000万円(7.2%減)。今期計上予定分はほぼ契約終了、来期分についても契約率5割を超えた。

 通期は、売上高1兆300億円、営業利益2,900億円、経常利益2,800億円、当期純利益2,050億円を見込む。

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