不動産ニュース / 仲介・管理

2025/8/8

スマート化でマンション管理の業務時間半減/大京G

デジタルツールを活用したマンション管理運用(イメージ)

 (株)大京アステージおよび(株)穴吹コミュニティは7日、マンション管理員の業務に複数のデジタルツールを活用すると発表した。管理員の高齢化や人手不足、業務が発生していない時間帯でも現場で待機するといった非効率な運用の解消に向けた取り組み。

 管理員の3つの業務について、それぞれデジタルツールを導入する。これまでは管理員が不在の場合、鍵が貸し出せず、工事施工者などがマンションに入れないなどの問題があった。今後は、スマートキーを採用。点検や工事の日程が確定次第、同社がワンタイムパスワードを発行し、工事施工者などはスマートキーやテンキーでオートロックを解除して入館できるようにする。
 違法駐車や不審者の監視については、監視カメラによる画像解析と自動音声警告を組み合わせることで、24時間365日監視業務を可能に。また、これまで手書きで作成していた業務報告書をタブレット端末で作成できるようにする。建物に不具合・劣化を見つけた場合は、タブレットを使用して撮影し、画像を添付することが可能となる。場所を問わず、リアルタイムで管轄支店に共有し、対応の迅速化と、サービス品質の向上につなげる。

 これらのデジタルツールの導入により、マンション管理員1人当たりの業務時間を最大で約55%削減できると見込む。

 なお、スマートキーの導入によって、居住者も同社が提供するアプリ「POCKET HOME(ポケットホーム)」でエントランスを開錠することができるようになる。

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