富裕層をターゲットに不動産売買事業等を手掛ける(株)ランディックス(東京都目黒区、代表取締役社長・岡田和也氏)は12日、データマッチングシステム「目利きAI」を開発し、社内の仕入れ・販売業務において運用を開始すると発表した。
同社グループで取得した顧客の売却ニーズと購入ニーズを突き合わせ、会社・支店・営業担当ごとにどの程度の成約確度があるか定量的に判定するシステム。掛けるべき営業コストの可視化や、購入見込み顧客に対する情報伝達の不足による失注の防止につなげ、グループ内の営業効率を向上する。
また、属人化されていた“目利き力”の仕組み化等にもつなげる計画。日々の事業活動において取得・検討された相場情報や顧客情報を資産として蓄積し、継続的な事業成長の糧とする。
今後は、詳細条件設定によるスコアリング機能の実装、外部サービスとの連携、外部事業者への販売を視野に入れ、開発を行なっていく。