不動産ニュース / 開発・分譲

2025/8/22

東建他、長野市最大の分譲マンション販売開始

「Brillia 長野北石堂 ALPHA RESIDENCIA」完成予想モデル
モデルルーム

 東京建物(株)と穴吹興産(株)は、分譲マンション「Brillia 長野北石堂 ALPHA RESIDENCIA」(長野県長野市、総戸数267戸(募集対象外住戸12戸))のモデルルーム事前案内会を23日より開始する。長野市内では過去最大級の分譲マンションで、高層住戸は100平方メートル超となり、販売価格も1億円超の設定。地元に加え、長野に地縁のある首都圏在住者の反響も多く、エントリー数はすでに1,000件を超えている。

 同物件は、JR北陸新幹線他「長野」駅徒歩約5分に立地。約4,400平方メートルの建設地は、2022年7月に閉館した商業施設「ショッピングプラザ again」の跡地。駅から続く善光寺表参道沿いで、周囲は店舗やマンションが立ち並ぶ中心市街地。建物は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上15階建て。竣工予定は27年8月。ZEH-M Oriented仕様。1973年以降長野市内で新規供給された分譲マンションでは過去最大戸数。東京建物が同県で分譲マンションを供給するのは初めて。共同事業者の穴吹興産は、10棟・375戸の供給実績がある。

 外観は、善光寺表参道周囲の景観や建物との調和を図り、木調の軒天や格子、列柱などを用いる。エントランスホールには、長野県産材を活用した家具を設置する予定。ゲストルーム、ワーキングラウンジ、パーティルームなどの共用施設を2階に配置する。また1階の表参道沿いには、店舗2区画が入居する。

 住戸は、2LDK~4LDK、専有面積は約56~167平方メートル。14・15階の24戸は、全戸100平方メートル超のプレミアムフロアとなる。東向きが8スパン、南向きが13スパン。直床二重天井、天井高は2,450mm(3~11階)、2,500mm(12・13階)。食洗機、ディスポーザー、床暖房などが標準。プレミアムフロアは天井高が2,600mm、キッチン天板が標準の人造大理石からフィオレストーンに、コンロがガラストップコンロになるなど、設備仕様がグレードアップする。

 1期1次は2025年11月上旬販売開始予定。販売予定価格は、2LDKが3,000万円台~、3LDKが4,000万円台~、4LDKが7,000万円台~。プレミアムフロアは全戸1億円超で販売される。同年4月からエントリー受付を開始し、これまでの反響は1,000件超。モデルルーム来場予約件数は300件を超えている。

 反響の約半数が長野県内居住者。次いで都内居住者が約3割、残りも神奈川県、埼玉県、千葉県など。年齢は30歳代から60歳代までと幅広く、会社員が約半数、会社役員、経営者、医師。約8割が長野に地縁があり、Uターンやリタイア後の住居として検討。それらを含め9割超が実需での検討者で、投資目的はほぼない。

完成予想モデルと同じ方向から見た建設地。右側の歩道が善光寺表参道

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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