不動産ニュース / 開発・分譲

2025/8/26

タカラL、川越駅圏でターゲット異なる2つのマンション

「レーベン川越南大塚GENIX」外観
「レーベン川越 VANFORTIER」外観

 (株)タカラレーベンは、JR川越線・東武東上線の「川越」駅圏で分譲マンション「レーベン川越南大塚GENIX」(埼玉県川越市、総戸数68戸)と「レーベン川越 VANFORTIER」(埼玉県川越市、総戸数50戸)の販売を進めている。どちらも競合物件は多いものの、前者はコンパクトな間取りで価格を抑え単身者やDINKSに訴求。後者は、駅近の住宅街の環境と、平均専有面積70平方メートル台の広さで、ファミリー層に訴求している。

 「レーベン川越南大塚GENIX」は、西武新宿線「南大塚」駅徒歩5分、「川越」駅バス16分バス停徒歩3分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造地上15階建てで、2025年4月竣工済み。同駅圏での同社マンション供給は5年振り。建物はダークグレーが基調で、雁行設計を採用。全戸南東向きで、角住戸率を44%まで高めた。顔認証オートロック。ペット飼育可能。全戸分平置き駐車場を確保している。住戸は2LDK・3LDK、専有面積は約54~66平方メートル。二重床二重天井、天井高は2,450mm。食洗機、床暖房、美容や節水効果があるシャワーヘッド(ミラブルゼロ)が標準。

 24年9月からエントリー受付を開始。エントリー数は300件。25年4月にモデルルームをオープンし、120組が来場。5月から販売を開始し、これまで30戸を供給し20戸が販売済み。販売価格は2,400万円台~4,900万円台。最多価格帯4,100万円台。坪単価約230万円。川越駅圏よりもグロスで2,000万円リーズナブルな価格設定が賃貸脱出組を中心に評価されている。購入者の4割は地元川越市在住。近隣の入間市・所沢市が2割。その他西武新宿線、JR川越線沿線在住の単身・DINKSから反響を得ている。

 「レーベン川越 VANFORTIER」は、「川越」駅徒歩6分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造地上8階建て。25年2月に竣工済み。建設地は、川越駅から続く繁華街を抜けた先の住宅街「南通町」に位置。住戸バルコニー側となる東方向は低層住宅街となる。

 住戸は、2LDK~3LDK、専有面積約64~約93平方メートル。ルーフバルコニーや専用テラスを備えたプランなど、全19タイプを用意。直床二重天井、天井高は2,500mm。戸別宅配ボックス、食洗機、床暖房、ミラブルゼロが標準。エントランスは顔認証。

 25年4月中旬にエントリー受付を開始。5月中旬にモデルルームをオープン。現在までのエントリー数は200件、モデルルーム来場者数は80組。6月中旬より販売を開始し、これまで供給した20戸は完売している。販売価格は6,000万円台後半~7,000万円台。坪単価は320万円。購入者の7割は川越市在住。ファミリー層を中心にDINKS、シニアからの反響もある。駅近立地ながら良好な住環境、川越駅周辺の繁華性、交通アクセスの良さ、70平方メートル台の広さなどがトータルに評価されている。

「レーベン川越南大塚GENIX」モデルルーム
「レーベン川越 VANFORTIER」モデルルーム

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