
プロロジスは27日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」(愛知県東海市)の起工式を行なったと発表した。
名鉄常滑線「太田川」駅から徒歩8分、「東海太田川駅西土地区画整理事業」区域内の産業物流地区に立地。伊勢湾岸自動車道・名古屋高速4号東海線が接続する「東海」JCTから4.3km、西知多産業道路「加家」ICから1.8kmに位置している。
敷地面積約7万2,800平方メートル。建物は鉄骨造地上4階建て、延床面積約16万900平方メートル。45フィートコンテナを含めた大型車両が各階にアクセスできるダブルランプを備えた中央車路型の施設で、敷地内は一方通行でスムーズな車両動線を確保。1フロアは最大約1万坪で、最小区画800坪からの分割にも対応する。倉庫内空調の導入やビックファンの設置も検討。最上階には、同施設内で働く従業員の休憩スペースとしてカフェテリア2ヵ所を用意する。
同社は、同施設を中部地方におけるプロロジスパークの災害時拠点施設として位置付け、停電対策として非常用発電機および燃料保管用の地下オイルタンクを設置する予定。これにより、防災センターや入居企業の事務所などへ最大約7日分の電力供給が可能となる。BCPとして標準仕様である、緊急地震速報、災害用無線機、ほぼ紙トイレ(備蓄型組立式個室トイレ)なども装備する。
また、環境負荷軽減のため、建物の基礎および鉄骨にGHG排出を抑えた資材を使用。屋根面への太陽光発電設備、EV充電設備の設置などを検討している。
竣工は2027年5月の予定。