不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/9/1

戸建注文住宅、受注棟数がマイナスに

 (一社)住宅生産団体連合会は8月29日、2025年度第2回「住宅業況調査」(25年4~6月期)の結果を発表した。

 会員各社の支店・営業所・展示場等の責任者を対象に、四半期ごとに住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施。受注棟(戸)数、受注金額、1棟(戸)当たりの床面積について、今期が前期と比較してどの程度増減したのか、来期が今期と比較してどの程度増減するのかを5段階で回答してもらい、指数化したもの。回答数は、「戸建注文住宅」が398、「低層賃貸住宅」が180。

 「戸建注文住宅」は、受注棟数がマイナス22(前期プラス8)と前期のプラスからマイナスに転じた。受注金額はプラス16(同プラス24)。1棟当たりの床面積はマイナス4(同プラス5)と、前期のプラスからマイナスに転じた。

 顧客動向については、「見学会、イベント等への来場者数」で57%が減少、35%が横ばい、8%が増加と回答。「全体の引き合い件数」で50%が減少、44%が横ばい、6%が増加。「WEBの引き合い件数」については、31%が減少、48%が横ばい、21%が増加。「土地情報の取得件数」は、28%が減少、62%が横ばい、10%が増加。「消費者の購買意欲」は、40%が減少、55%が横ばい、5%が増加となった。

 来四半期の見通しは、受注棟数がプラス2、受注金額がプラス20、1棟当たりの床面積が0となった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

一戸建て

独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「集合住宅」「共同住宅」という。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆