不動産ニュース / 政策・制度

2025/9/1

「建築基準法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定

 「建築基準法施行令の一部を改正する政令」が8月29日、閣議決定された。

 建築物における木材利用の促進等を図るため、内装制限、排煙口の設置、防煙壁の設置義務等、防火関係規制等について所要の見直しを行なう。

 建築物の防火区画等については、室内の内装の仕上げおよび下地を不燃材料、または準不燃材料でつくることを求めているが、これに準ずる措置が講じられたものについても認めることとする。小屋裏隔壁に係る制限も緩和。小屋組が木造である建築面積が300平方メートルを超える建築物のうち、避難上および防火上支障がないものとして一定の基準に適合する建築物については、小屋裏への隔壁の設置等を不要とする。

 また、無窓居室に該当する居室の基準となる排煙口の面積については、一律に規定するのではなく、排煙口および給気口の設置位置および性能に応じた面積とすることに。防煙壁として扱うことができる構造として、準耐火構造を追加するとともに、天井面から50cm以上下方に突出した梁を防煙壁として扱うことも可能であることを明確化する。
 詳細は、同省ホームページを参照。

 公布は2025年9月3日、施行は同年11月1日。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆