不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/5

一低層の環境とゆとりに評価/伊藤忠都市「等々力」

「クレヴィア等々力」外観
等々力渓谷をイメージしたエントランスホール前の庭園

 伊藤忠都市開発(株)が分譲中の新築分譲マンション「クレヴィア等々力」(東京都世田谷区、総戸数25戸)が、高評価を得ている。第一種低層住居専用地域・風致地区内かつ23区唯一の渓谷「等々力渓谷」に近接していること、低層マンションながら最大2,600mmの天井高や2,000mmを超えるハイサッシを採用するなど住空間のゆとりが評価されており、2024年11月の販売開始から9ヵ月で8割(20戸)が契約済み。

 同物件は、東急大井町線「等々力」駅徒歩8分に立地。敷地面積は約1,962平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上3階建て。25年6月竣工済み。建設地は社宅跡地。南側に環状8号線と第三京浜玉川インターチェンジが接するものの、残り3方向は低層住宅街が広がる。

 建物は雁行設計。ZEH-M Oriented仕様。「等々力渓谷に佇む邸宅」をイメージし、基壇部は石張りで、軒天は木調。植栽スペースを広めに確保。エントランスホールと1階外廊下の間には、等々力渓谷をイメージした庭園を設けた。

 住戸は2LDK・3LDK、専有面積約54~86平方メートル。天井高は2,550mm(妻住戸は2,600mm)。二重床二重天井。サッシ高は2,300mmでT-2防音サッシ。「水回り」に力を入れ、フィオレストーンキッチン天板、食洗機、ガラストップコンロ、自動水栓、活水器、マイクロバブルバスなどが標準。また、理想の洗面室を目指して企画・開発した同社オリジナルの「MOTリネン」を初めて採用(3LDK住戸の一部)。洗面室内に大容量収納と作業台を設け、家事の時短をサポートする。

 24年9月からエントリー受付を開始。これまでのエントリー数は1,800件。モデルルームへの来場者数は200組前半。販売価格は8,690万~1億4,990万円で、坪単価約530万円。契約者の3割は世田谷区在住、隣接する目黒区・品川区・大田区が4割、川崎市・横浜市が1割強。30~40歳代のDINKS・ファミリー・プレファミリーが中心。

低層マンションながら天井高は2,550mm以上とゆとりがある
家事効率化をサポートする「MOTリネン」

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