不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/22

関西初の敷地売却による再生マンションを着工

中央の建物が新築するマンション(イメージ)

 東京建物(株)と阪急阪神不動産(株)は22日、複合ビル「みのおサンプラザ1号館」(大阪府箕面市)の再生事業で建設する複合マンション(総戸数109戸)を着工したと発表した。関西圏では初めて「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」で定める「マンション敷地売却制度」を活用した。

 開発地は、阪急箕面線「箕面」駅徒歩3分、敷地面積は2,941.42平方メートル。従前の「みのおサンプラザ1号館」は1979年の再開発で建設された建物で、耐震性不足などから2023年に敷地売却決議が可決された。新しく整備される建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上11階地下1階建て。

 1~3階を公共施設と店舗、3~11階を共同住宅で構成する。1~3階は、旧建物の区分所有者であった箕面市が再取得し、にぎわい創出の核となるよう、地域交流や観光、子育てなどに貢献する施設が整備される。共同住宅は3階を共用施設とし、4階以上は全戸トランクルーム付き・3LDK中心の住宅フロアとする計画。

 26年5月頃にマンションの販売を開始する予定。竣工は28年2月頃。

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マンション敷地売却制度

マンションの敷地を一括して買受人に売却する仕組みをいう。「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づく制度である。

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