不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/24

大和ハ、マレーシアの大型物流施設を竣工

「DPL Malaysia Shah Alam III」外観

 大和ハウス工業(株)は22日、マレーシア・セランゴール州で開発を進めていた大型マルチテナント型物流施設「DPL Malaysia Shah Alam III(ディーピーエル マレーシア シャーアラム スリー)」が18日に竣工したと発表。同社がマレーシアで手掛ける3棟目の物流施設で、海外事業では最大規模となる。

 「DPL Malaysia Shah Alam I」および「同・II」の隣接地で開発。工場や物流施設が立ち並ぶシャーアラム地区に位置し、クアラルンプール中心部から約27km、「クアラルンプール国際空港」から約40km。消費地のクアラルンプールに近く、物流拠点として海と空の玄関口にアクセスしやすい立地となる。

 敷地面積約6万742平方メートル、延床面積約15万6,122平方メートル、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上3階建て。総事業費は約170億円。賃貸面積は約11万5,420平方メートルで、最大12テナントの入居が可能。各階に接車ができるようランプウェイを設置したほか、施設内には屋内型の高床式トラックバース(115台)を備えるとともにドックレベラーを設置し、スムーズな荷下ろしを可能とした。また、1階のみマレーシア国内での需要が高まっているコールドチェーン(低温物流)にも対応できるようにしている。

 従業員用の屋内駐車場(自動車484台、二輪車515台)や、駐車場内に直通エレベーターを設置し、利便性と安全性に配慮。各区画に男性用・女性用1室ずつ祈祷室を設置する等、テナント企業の従業員が働きやすい環境を整備している。

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