不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/29

平和不、日本橋茅場町に‶分解できる″木造ビル

「prewood」外観

 平和不動産(株)は26日、同社がまちづくりを推進する日本橋茅場町に木造新築ビル「prewood(プレウッド)」(東京都中央区)を竣工したと発表した。

 「prewood」は、狭小地を活用した新しい木造建築のプロジェクト。分解・移築が可能な都市木造建築で、建築系スタートアップのVUILD(株)と協業し、建設業界が直面する社会課題である「環境問題」と「職人不足問題」の解決を見据えて開発した。将来的な解体・再利用を可能とした「分解のための設計(DfD)」と効率的な施工を実現する「生産のための設計(DfMA)」を採用。木のブロックを積み重ねる独自のモジュール工法としており、同ビルの躯体工事は2日で完了した。すべての部材はデジタル加工され、ビスやボルトのみで接合されているため、建物の移築や再構築を容易に実現できる。

 また、主要構造材には製材を、仕上げには漆喰などの自然素材を使用し、建築時だけでなく解体・移築時も含むエンボディードカーボンの削減に取り組み、ZEB Ready基準を達成している。

 10月4日に密友合同会社が運営する台日フュージョン料理「勺勺(シャオシャオ)」がオープンする予定。

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ZEB

消費する一次エネルギーが実質的にゼロである建物。英語のNet Zero Energy Building(ネット ゼロ エネルギー ビルディング)の略語である。

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