東急不動産(株)は8日、ヘルスケア&メディカル投資法人(HCM)が資産運用を委託するヘルスケアアセットマネジメント(株)(HAM)の一部株式を取得すると発表した。
NECキャピタルソリューション(株)が保有するHAMの株式33.3%のうち、東急不動産が20%、京阪神ビルディング(株)が5%を譲り受ける。
同社は、HAMの一部株式取得と同時に、HAMとの間でスポンサーサポート契約を締結。自ら保有する不動産のHCMへの情報提供に加え、HAMから依頼を受けた場合には、HCMへの譲渡を前提とした一時的な不動産の保有(ウェアハウジング)や、HCMが保有する一定以上の築年数が経過した不動産の建替計画の検討など、HAMに対して各種サポートを提供する。
今般のHAMへの資本参加を通じ、シニア向け住宅、病院、診療所、医療モール、デイサービスの事務所、介護・医療サービスの教育施設、フィットネスクラブなど、高齢化社会の進展や健康寿命の延伸をはじめとした社会課題に即した多様なヘルスケア施設への投資機会を拡大。東急不動産ホールディングスグループのビジョンである「誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来」の実現を目指す。