
パナソニック ホームズ(株)は9日、地域の特性や多様なライフスタイルに合わせたエリア商品「日本の家」の第1弾として、「近江の家」の街かどモデルハウスを滋賀県草津市に建築したと発表した。
「日本の家」は、地域の特性や住文化をよく知る各地の支社・グループ会社などが考える暮らしの提案を、エリア商品として具体化するプロジェクト。2024年4月から企画・開発を進めてきた。構造躯体等の主要部材は同社共通のものを使いながら、各地域で求められる間取りや生活空間等を形にしていく。
「近江の家」は、滋賀県エリア商品として販売。“豊かな自然を満喫し、家族とアクティブに、健康的に暮らす平屋の住まい”をコンセプトに、琵琶湖のさざ波を表現したウッドパネルを玄関ホールに配置。玄関横にはサイクルポートを設け、自転車利用が盛んな滋賀の暮らしに合わせた仕様としている。
大瓶や樽で発酵食品を保存できる「発酵パントリー」を設置。天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」を設けることで香りが混ざらないよう工夫した。また、びわこ虫(ユスリカ)を気にせず洗濯物を干せる洗濯専用ルーム「家事楽ドライピット」をキッチン横に設置。共働き世帯や在宅勤務に対応できるよう、スキップフロアをワークスペースとし、スキップフロアの下にはライブラリーも用意した。
今回完成した街かどモデルハウスは、土地面積237.30平方メートル、延床面積108.67平方メートル。
一定の期間展示した後、売却する。今年度は約5棟を建築する予定。