
東京建物(株)は20日、東京建物八重洲ビル(東京都中央区)において「木庭 MOKUTEI」プロジェクトを開始した。
サステナブルにとどまらない、自然や社会を再生成してより良い未来を創造する「リジェネレーション」という概念が広がりつつある。この概念を実現するリジェネラティブ・シティの実現に向け、科学技術分野の企画・研究・コンサルなどを展開する(株)リバネス(代表取締役グループCEO:丸 幸弘氏)と共に取り組む。
雷で割れたり2本の木がくっついたりしたものなど価値がつきにくい木材を使用した「木庭 MOKUTEI」を、同ビル地下2階の八重仲ダイニングに設置。苗木や植栽は、木材の原産地である東京都西多摩郡檜原村の生態系を再現。ビルのワーカーや来館者、通行人が苗木や苔に水を吹きかけることで苗木が成長していき、1~2年後には成長した苗木を檜原村の自然環境に植樹する。
今後はビルのピロティやオープンスペース、エントランスのほか、商業施設の吹き抜け空間などさまざまな場所において、このプロジェクトを展開していくことを目指す。